Vino Tinto 011

【003】で1987年のヴィンテージを、【007】で1994年のヴィンテージをそれぞれ取り上げた VEGA-SICILIA の最高級ワイン。飲んだのは2016年4月23日。当時行きつけだった大阪・京町堀の Ricardo Bar de Espana で飲みたい客がボトル1本をシェアするということで店が仕入れてくれた。この時は2004年のヴィンテージ。

前にも書いたとおり、このワインは醸造から出荷まで10年以上の熟成を経ている。ボデガの公式サイトを読むと、サマリーでは10年と書いているけれど、細部を読んでいくと樽6年、ボトル3年とあって、1年計算が合わない。それはともかく、アメリカンオーク、フレンチオークと樽を変えながら熟成するらしい。

以前飲んだものは、ブドウの種類にメルローやマルベックも含まれていたけれど、公式サイトを見ると、今はテンプラニージョとカベルネだけの表記になっている。いつからかこの2種だけになったのだろうか。比率は年によって違い、例えば2003年ではテンプラニージョが92％、カベルネが8％となっている。

近年は味についての感想を記録に残していないので、さて、どんな味だったろうか。この時は1杯しか飲んでいないけれど、とにかく舌触りがおそろしくシルキーだったのは覚えている。あとは忘却の彼方。いつか、しっかりと味を説明できるように、また飲んでみたい。(2017.8.04)