2010年6月18日、神戸・三宮のバール aBuku で2007年産を1杯。当時のメモには いろいろな品種の老木のブドウでつくったワイン。すごくまろやかな舌触りだった と記している。さらに2013年10月8日、兵庫・姫路のスペインバル Spanish Tapas Bar Baila で2010年産を3杯。この時は味の感想を残していないけれど、ブドウの比率は シラー70％、テンプラニージョ、プティ・ヴェルド各15％ とメモしている。

【203】memento Negro と同様、かつてはインポーターのアズマコーポレーションが輸入していた。初稿執筆時には同社サイトにワインの紹介ページが残っていて、ブドウの比率はシラー45％、テンプラニージョ30％、プティ・ヴェルド25％で、全体の50％をオーク樽（フレンチ80％、アメリカン20％）で9カ月間熟成。2010年産の裏ラベルの高精細写真も残っていて、ブドウ比率は上記と一致、樹齢は50～80年となっていた。希望小売価格は税別1580円。ネット通販での価格設定は1200～1400円台。初稿執筆時に確認できた最新ビンテージは2015年。

生産者は【203】と同様、ネット通販では Bodegas Luan としているところが多いけれど、エチケットの片隅にしっかりと Carril Cruzado と記されている。　アズマでは同じ生産者で memento の名がつく白ワインを扱っていて、サイトに生産者の紹介がある。1956年の設立、標高750メートルに50ヘクタールの自社畑を所有しているという。本国の公式サイトではこのワインは紹介されていない。(2019.7.11、2020.8.14補訂)
https://azumacorp.jp/cat/winery.php?winery=300127®ion=%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%A3&country=spain