2011年4月18日、当時赴任していた兵庫県豊岡市の住まいで抜栓。そこで加入していた昭和歌謡バンドの仲間が集まる店で飲んでからの流れで、バンドメンバー2人と一緒に1本空けた。もっとも半分以上は僕が飲んだようだ。メモにはモナストレル100％で、果実感のフレッシュさと深さに満ちているような感じ  と書き残す。

このワインは僕が2005年ごろからスペインワインを飲み始めてしばらく経ったころ、足繁く通っていた店でもよく飲んだ銘柄だ。たぶん、モナストレルというブドウを知ったのも、この銘柄が初めてだったような気がする。果実味のフレッシュ感がとても印象に残り、僕の中でモナストレルのスタンダードになった感がある。今でもモナストレルのワインを飲むと、このワインを基準に味を比較しようとする。

ネット検索だと、かつてイオンワインが扱っていた痕跡がある。国内の通販サイトもあまりヒットしないけれど、2004年産で平均樹齢26年や、2010年産で樽熟成3カ月といった情報が散見される。価格は1080円～1400円前後だけれど、在庫があるかかどうかは判然としない。

ボデガはスペイン南東部、バレンシア州の隣のムルシア州フミージャに所在。【031】CASA DE LA ERMITA CRIANZAと同じところだ。本国の公式サイトではこのワインはラインナップには上がっていない。(2017.12.18、2019.5.19補訂)
https://www.casadelaermita.com/en/