2017年10月7日、鳥取・弥生町の SEREND で。

裏ラベルにインポーターとして表記されている「華 ワイン事業部　フルール・デュ・ヴァン」のサイトでは現在取り扱いがない。サイト内をワード指定で検索すると、このエチケットの写真を使って全く違う名前のワインを紹介するページがヒットするのはどうしてか。在日本スペイン大使館経済商務部主催の商談会で2020年、インポーターの i-WINE HAPPINESS が同じボデガ、同じ名前のワインの2017年産を税込み1980円で出品していたが、エチケットが異なり、ブドウがオーガニック栽培となっている。同社の直販サイトでも2017年産を取り扱い中で、高度600～800mの畑でも最古樹のブドウを使っていて、フレンチ、アメリカンオーク樽で半分ずつ3～4カ月熟成後、瓶詰めされるという。
http://www.wine-happiness-collection.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000388

本国の公式サイトによると、ボデガは1870年創業というフミージャで最も古い商業的なボデガという。元々個人経営だったが、2011年にフミージャを拠点にスペイン各地でワイン生産を手がける FAMILIA BASTIDA という企業に買収され、ボデガの屋号も現在の名称に変更されたそうだ。原料を調達するブドウ農家の畑は地中海内陸部からカスティージャ・ラ・マンチャへと続く高原地帯へとまたがっていて標高は400～950mと幅広い。このワインも先述のオーガニック版とは別に紹介されていて、600～800mの畑で1株あたり1.5㎏未満の低収量で収穫したブドウを使用、フレンチ、アメリカンオーク樽を半分すつ使って3～4カ月熟成。ただ直販サイトでは取り扱いがない。(2022.01.08)
https://alceno.com/product/romeo/