2017年6月16日、鳥取・末広温泉町の ビストロバーおれんち で2杯。

在日本スペイン大使館経済商務部主催の商談会で、インポーターのヌーヴェルセレクションが2016、2018年の大阪会場で希望小売価格2000円で出品していた。同社のサイトでも紹介されているが、2010年産を例にテンプラニージョ88％、シラー6％、カベルネ・ソーヴィニョン4％、ルーサンヌ2％と説明されており、情報が更新されていない可能性がある。畑は標高700m、2005～2007年に植樹、ステンレスタンクでアルコール発酵後、コンクリートタンクでマロラティック発酵と熟成12カ月。EUのオーガニック認定も受けている。ワイン名の CALA は「小さな海岸」「花」「（何かに）どっぷりと浸かること」などを意味するらしい。エチケットの顔写真はオーナー家の家族だそうだ。通販サイトでは1700～1800円台。
https://www.nouvellesselections.com/winery/detail.php?post_id=1000708

ボデガのオーナー家は1742年からブドウ栽培に従事し、19世紀末からワイン生産を手がけてきたが、すべてバルク販売だった。2002年に経営を引き継いだ3兄妹が47haにわたる畑の大半を占めていた白ワイン用品種のアイレンを、テロワールに応じて赤ワイン用の品種に植え替えていったそうだ。醸造設備も刷新し、2009年に初めて自社瓶詰めとしてこのワインをリリースしたということだ。本国の公式サイトでは2018年産が紹介されていて、データシートがダウンロードできる。ブドウはテンプラニージョ85％、シラー15％、発酵からすべてコンクリートタンクで熟成は14カ月。エチケットは濃い赤で塗りつぶしたやや縦長で角を丸めた四角形の周囲を白の縁で囲ったデザインになっている。(2021.11.28)
https://www.tinedo.es/vinos-de-finca/