2021年9月11、12日、家飲みでボトル1本。2日目も含め、最初はブドウを生食した時のような強い果実感と果汁から凝縮されたような甘みがあったが、時間が経つにつれて果実感や甘みは後景に退き、雨上がりの草むらや土のようなの匂いとタンニンの渋みが強めに出てきた。

裏ラベルにインポーターとして記載されている日本グランド・シャンパーニュのサイトで2019年産が税込み3080円で紹介されている。ワインの名は雨という意味。ブドウ比率はガルナッチャ70％、ボバル15％、ロイヤル15％となっている。熟成はフレンチオーク樽とステンレスタンクで50％ずつ6カ月。通販サイトでは2600円台がヒットした。
http://www.ngc-japan.co.jp/eccube/products/detail.php?product_id=671

ボデガはスペイン南部のバレンシア州の内陸部、原産地呼称でいうとウティエル・レケーナの地域に所在。インポーターのサイトによると、先祖代々続く畑や醸造設備を現オーナーが2006年から引き継いだそうだ。当時推奨されていたブドウの植え替えを拒否し、ボバルやロイヤルなど土着品種や歴史を大切にしたワイン生産に取り組んでいるという。本国の公式サイトでは2017年産が紹介されている。畑は海抜700～730m、樹齢30年、認証の有無は不明だが、有機栽培という。(2021.10.03)
http://bodegassentencia.com/lluvia-2017/?lang=en