2014年6月13日、大阪・京町堀の Ricardo bar de España で4杯。当時のメモには リオハの特定のバルでしか飲めないというワインらしい とだけ書き残している。

在日本スペイン大使館経済商務部が毎年開催している商談会で2014年、インポーターのグルメミートワールドが税別3500円で出品していた。すでに終売品ということで同社のサイトでも正式な紹介はないものの、検索語指定検索でサイト内を探すといくつか記事がヒットする。ボデガの醸造家ベンハミン・ロメオが地元で開いたワインと同じ名前のバル限定で提供していたハウスワインを特別に輸入させてもらったらしい。ネット検索では、若飲みタイプということだけれど、ステンレスタンクで5カ月熟成という情報もある。ネット上で確認できる2010年産と2012年産ではエチケットが異なり、後者は建物のイラストがあしらわれ、ワイン名のロゴも変更されている。ボトル売りで6800円という飲食店もあった。

ロメオのバルだけのハウスワインということなので、本国の公式サイトのワイン紹介にも挙がっていない。リオハのブドウ農家に生まれた醸造家のロメオはマドリッドで醸造学を学び、フランスで修業。リオハの名門ボデガの在職中から個人的なプロジェクトとして Bodega Contador を手がけ、1996年に故郷に建つ中世の城の貯蔵庫を購入。2000年から独立して自らのワインづくりに専念し、現在のボデガの施設は2008年に完成したとのことだ。(2020.8.20)
http://www.bodegacontador.com/