2012年12月9日、神戸・三宮の La Luna で2杯。当時のメモには 果実の甘みを残しつつ、しっかりしたボディで、アルコール度数も14．5％と高め と記していた。

ネット検索だと、同じエチケットのデザインで PITTACUM BARRICA というワインが多くヒットする。それらのエチケットにも BARRICA の文字は見えず、推測だけれど同じワインだろう。初稿執筆時にはインポーターの日本グランド・シャンパーニュのサイトで紹介されていたけれど、現在はなくなっている。樹齢50～80年のメンシアを使用、発酵はステンレスタンク、フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽で8カ月熟成、瓶でも2年以上熟成させるという。参考価格は税込み3240円。ネット価格では2000～2800円台と幅がある。アルコール度数は年によって違うようだ。

ボデガはマドリッドの北西約400キロに所在。ピッタカムは古代ローマの土器のことで、ボデガ建設地から破片が出土したことが名前の由来。同時に見つかった遺物に描かれていたのがエチケットのデザインにもなった顔だったそうだ。1990年の創業で2000年代初頭からリアス・バイシャスの有名ボデガ TERRAS GAUDA の傘下に入ったという。このワインは本国の公式サイトでは2017年産が紹介されている。瓶詰めは2019年3月、リリースは2020年の年初だそうだ。(2019.6.25、2020.8.14補訂)
https://www.terrasgauda.com/index_en.php#pittacum/pittacum