2012年8月31日、兵庫・姫路の Spanish Tapas Bar Baila で1杯。当時のメモには 土着品種のファン・ガルシア100％。始めて飲むブドウの品種。ややさすような酸味、スパイシーさを備える と書き残している。

かつてはモトックスが輸入していたようで、初稿執筆時には同社のサイトにボデガの紹介ページが残っていたけれど、現在は削除されている。ボデガはカスティージャ・イ・レオン州の西端、ポルトガル国境と接する標高700メートルの秘境にあるらしい。経営者夫婦が1993年に移住してチーズ工房を開き、2003年からワイン生産も始めたという。

通販のページがいくつかヒットし、説明文が共通しているのでインポーターの資料をそのまま使っているのだろう。ファン・ガリシアはポルトガルの高級品種でもあったそうで、アリベスでもほとんど生産されていないらしい。このワインは樹齢80年以上の古木から造り、年4000本足らずの少量生産らしい。ステンレスタンクで発酵、熟成5カ月。値付けは2千円ちょっと。本国のサイトにもこのワインは掲載され、最新は2019年産で、直販価格は6ユーロ。(2019.2.19、2020.4.25補訂)
http://www.lasetera.com/detalleArticulo.asp?A=9&F=