2018年12月31日、岡山の自宅で年越し飲みにボトルを開ける。抜栓直後、ほのかにイチゴのような香りが立ち上ってきたけれど、すぐに収まる。さらさらの舌触りにわずかな渋みと酸味。少し時間が経ってやや角が取れたような感じとともに、鼻に抜けるような刺激感も出てきた。全体的にパンチに欠け、これがリベラ・デル・デュエロの赤なの？という印象はぬぐえない。

大手スーパーのイオンが、酒と食品を扱う関連会社コルドンヴェールを通じて輸入。イオン店頭で税込み1490円だったけれど、日欧EPAの発効でイオンの通販サイトでは税込み1382円。樹齢25年以上のテンプラニージョを使い、20日間の発酵後、オークの新樽で4カ月熟成させたという。
https://www.aeondewine.com/shop/goods/goods.aspx?goods=A106-8410310606991

生産者はバレンシア州の州都バレンシアの西30キロほどに拠点を置き、リベラ・デル・デュエロやリオハ、プリオラートなどスペイン各地の銘醸地でワインを手広く生産しているようだ。本国の公式サイトでもこのワインは紹介されている。リベラ・デル・デュエロの最高のサブゾーンの一つで作られているという説明があったけれど、具体的な地名などは示されていない。(2019.1.04、2019.7.07補訂)
https://www.vicentegandia.es/en/producto/dolmo/