Vino Tinto 110

2011年12月10日、今はなき岡山・平和町の unico で1杯。当時のメモには味の感想は残していないけれど、ワインについては樹齢50年以上のテンプラニージョでつくり、樽熟成15カ月、瓶熟成12カ月という手間をかけたビノ・デ・ラ・ティエラと記している。

かつてはGRNというインポーターが扱っていたようで、ネット上に2008年産を紹介しているPDFが残っている。樹齢50年以上、ステンレスタンクで発酵、フレンチオーク樽で15カ月熟成というからクリアンサに相当か。GRNのサイトには同じボデガのほかのワインを輸入しているのでボデガの紹介ページがある。1999年の創立。1905年に作られた地下10メートルの古いカーヴを買い取って最新の設備を導入しているらしい。2009年にベスト・ワインメーカー・オブ・スペインを受賞したという。
http://grncorp.co.jp/wine/pdf/8437002764166.pdf
http://grncorp.co.jp/wine/winery.php?winery_id=9

本国の公式サイトの直販ページでこのワインは紹介されているけれど、テイスティングの説明だけで、畑やブドウ、熟成についての詳しい情報はない。しかも、スペイン語版、英語版、中国語版、日本語版のいずれでも英語で This product is not available for your country との記載があり、値段の表記もなく、カートへ入れることもできない。サイト内のブログは2020年4月23日付の記事があるので、今もボデガは稼働しているようではある。(2018.6.11、2020.4.30補訂)
https://aruspide.com/producto/autor-tempranillo-en/