【106】Corazón Loco でサッカースペイン代表イニエスタが所有するボデガのワインを紹介したので、ＦＣバルセロナのワインも取り上げてみる。左は2012年2月4日、兵庫・姫路の Chines Foods and Juzz Guitar Nuages で2杯、右の方は同じ店で同年7月22日に3杯飲んで しっかりしたボディに果実味豊かでおいしい というメモを残している。

飲んだ当時のネット検索では、通販サイトなどでこのワインがバルサの公式ワインとされ、ほかにユニフォームと同じ青赤のストライプのエチケットの赤ワインやカヴァもあった。一方で、現在のＦＣバルセロナの公式ショップではワインはなく、2019年2月にバルセロナを旅行した際、カンプ・ノウ・スタジアムの公式グッズショップにも行ったけれど、ワインはなかった。カヴァは現在でも国内の通販サイトでヒットするけれど、赤ワインは個人のブログなどでわずかにヒットするのみ。右の方はクリアンサという情報もあったけれど確かめられなかった。

本国の公式サイトにもこのワインは見当たらないけれど、サイト内を「FC」でワード指定で検索すると、販売を紹介する2012年5月16日付のニュースリリースがヒットした。2011年12月に日本で開かれたクラブ・ワールドカップにバルサが出場したのに合わせ、日本のインポーターであるドウシシャが国内で1年間の限定で独占販売したようだ。解像度が低いものの日本の雑誌広告の写真もあり、上の写真にある2種のエチケットも赤白のエチケットもクリアンサとして紹介されている。ただ、カヴァは紹介されていない。ドウシシャのサイトでもワード指定で検索してヒットした2013年3月期の下半期決算概要で、このワインのことを指すとみられる「ＦＣバルセロナ企画」という文言があった。(2018.5.26、2020.4.30補訂)