2011年9月22日、兵庫・姫路の ams rooom で。当時のメモには、 さっぱりした飲み口で、ガブガブと胃袋に流し込み、4杯も飲んでしまった と書き残している。バルセロナ郊外で生産されたとも記されており、ボトルの表記でも見たのだろうか。

VM(ヴィノ・デ・メサ)は、フランスでいうかつてのヴァン・ド・ターブルと同じで、お手軽なテーブルワインの意味。ネット検索すると、7～8年前の個人のブログや通販サイトでヒットするけれど、通販サイトでは売り切れ状態が多く、現在の流通は不明。価格は500～600円ぐらいが多いようだ。生産者を UNION CELLAR とする情報もある。

当初はボデガが不明だったけれど、手元のエチケットの写真をよくよく見ると、中央下の白文字の TINTO の左下の小さい字の部分に UCSA の文字とZip Codeが表記されている。それを頼りに検索してみると、ボデガはカヴァで有名なフレシネ社のグループの一員で U.C.S.A というボデガに同じ名前のワインがあるのを発見。生産地はカタルーニャ、格付けのヴィノ・デ・メサも一致。一方、ブドウはテンプラニージョ65％、ボバル25％、モナストレル10％と異なり、エチケットのデザインも大幅に変更されている。(2018.4.17、2019.7.04補訂)
http://vvb.com.mx/wpv2/wp-content/uploads/2018/02/FT-Vi%C3%B1a-Carossa-Tinto.pdf