2011年7月27日、兵庫・姫路の Spanish Tapas Bar Baila で2008年産を2杯。当時のメモには 少し粘着力のある舌触りでしっかりとした味わい と記している。さらに2018年8月24日に神戸・三宮のスペインバル La Luna で1杯。この時はビンテージの記録はなし。味についても、ひとこと「軽い」としか書き残していない。

インポーターのラシーヌがかつて取り扱っていたけれど、現在は扱いなし。同社サイトにボデガが少し紹介されていて、1930年に創立されたという老舗。化学肥料や殺虫剤を使わず、灌漑もせず、剪定も収穫も手作業という、昔ながらのワインづくりを手がけているらしい。2019年7月に確認した際はビンテージは不明なものの、ブドウの比率がモナストレルが90％になっていた。
http://racines.co.jp/?winemaker=bodegas-olivares

ボデガはバレンシアの南西約160キロ、地中海から山を越えたところにある。本国の公式サイトによると、初代がごくごく小規模に始めたボデガは2代目の60年代、出荷をスペイン全土へ広げ、3代目が79年に輸出を始めたという。畑は標高825ｍに285ｈａ。うち110ｈａがプレ・フィロセキラの時代から100年以上続く、接ぎ木されていないモナストレルだそうだ。このワインの現行品は2016年産。ブドウの比率はやはりモナストレル90％、ガルナッチャ10％。フレンチオーク樽で6カ月熟成。アルコール度数は14度とやや高め。エチケットのデザインはずいぶん変更されている。(2018.3.23、2020.4.26補訂)
http://bodegasolivares.com/en/wines/altos-de-la-hoya/