2010年8月29日、今はなき岡山・平和町の bar unico で08年産を3杯。当時のメモには 控えめなスパイシー感を伴う、しっかりめの飲み口 と記している。同じ店で11年6月12日にも飲み モナストレルらしいフレッシュ感と、シラーのスパイシー感がわずかに潜んだ面白い味わい と記録。11年11月23日には兵庫・姫路の Spanish Tapas Bar Baila で09年産を2杯。当時のメモには モナストレルらしい果実感と酸味が同居し、舌先にはシラーらしいスパイシー感が残る とある。この店では12年1月7日にも飲んだ。12年8月18日に神戸・三宮の La Luna でも飲んだ時は2011年産でエチケットが変わっていた(写真右)。

検索でヒットしたネット通販はほとんどが売り切れ。ブドウの比率は年によって様々で09年産はモナストレル70％、テンプラニージョ、カベルネ・ソーヴィニョン、シラー各10％、13年産はモナストレル85％、シラー15％。価格は1600円～2500円と幅がある。ヴィントナーズが同じボデガの El Seque を取り扱い中だけど、モナストレル100％で希望小売価格が6千円近いので別物だろう。同社のサイトにボデガの説明がある。
http://www.vintners.co.jp/spain/alicante/bodegas-y-vinedos-el-seque/

ボデガはスペイン南西部、バレンシア州最南端のアリカンテ西端にある。ムルシア州との州境に近くDOフミージャと接する。リオハの有名なボデガ・アルタディの醸造家とフミージャの醸造家が1999年に共同で小さなボデガを取得して創設。本国の公式サイトでも El Seque と上位のワインの2種しか紹介されていない。(2017.10.07、2019.5.03補訂)
https://artadi.com/en/wine/seque