2010年3月17日、神戸・下山手通のスペインバル La Luna で1杯。当時のメモによると、飲んだ翌日にまだガラケーだった携帯のカメラのライブラリにエチケットの写真が残っていて飲んだであろうことが判明。この写真では判別しがたいけれど、エチケットの nitus と 2008 の間にブドウの種類を示す TEMRANILLIO の文字が赤で入っている。

日本リカーが現在取り扱い中。ワインの名は「無限大」を意味するそうだ。VTでは珍しいというフレンチ＆アメリカンオーク樽による6カ月の熟成をかけているらしい。現行品は2016年産で希望小売価格は1400円。ネット通販では1千円ぐらい。
http://www.nlwine.com/winery/familiamartinezbujanda/

ボデガはリオハなどに五つのボデガを所有するファミリア・マルティネス・ブハンダ社が1951年に設立。ヴィノ・デ・ラ・ティエラ(VT)専門に生産しているという。所在地がカスティージャ・イ・レオン州と隣接するバスク自治州のアラバ県オイオンというところなのに、本国の公式サイトでも格付け表記が VINO DE LA TIERRA DE CASTILLA とカスティージャ・ラ・マンチャのVTとなっているのはなぜか。ブドウ畑はラ・マンチャだとしても、醸造地がラ・マンチャの地域外なのにどうしてラ・マンチャのVTを名乗れるのかな、という素朴な疑問が残る。(2017.9.13、2020.12.02補訂)
https://www.cosecherosycriadores.com/en/our-wines/#infinitus