明確な記録を残していないけれど、あちこちで飲んだ銘柄。通販では1千円しない値付けで、店ではグラス1杯500～600円が多かった。07年産が雑誌の特集で格安ワインのナンバー1になって評判を呼び、それ以降もロバート・パーカーが高得点をつけるなどしたのでけっこう知られた銘柄だろう。写真のボトルは、2009年11月に神戸の某店で何かの記念にもらって、家飲みしたはず。

もらった時にガルナッチャ100％と聞いたのだけれど、評判になった07年産はガルナッチャ70％、カベルネ・ソーヴィニョン20％、テンプラニージョ10％。現行品(2017年産)を輸入しているメルシャンワインのサイトにボデガとワインの説明がある。現行品のブドウ品種は07年産と同じ比率で、ヴィンテージにより比率が変わることがある、と注意書きがある。ブドウは樹齢10～15年を使用しているということだ。
https://www.kirin.co.jp/products/wine/borsao/clasico.html

ボデガそのものはアラゴン州の州都サラゴサの北東60キロ、ボルハにある。1958年に設立されたボルハ協同組合、その数年後に設立されたポスエロ、タブエンカの三つの協同組合によって2001年に株式会社として設立された比較的新しいワイナリーのようだ。ボデガの公式サイトを見てみると、現行品のブドウの比率は公けにされていない。今はページがなくなったようだけれど、ヴィンテージによってはガルナッチャ85％、テンプラニージョ10％、カベルネ・ソーヴィニョン5％ということもあったようだ。(2017.8.30、2019.5.01補訂)
https://bodegasborsao.com/borsao-tinto-clasico-japan/